ジャパンウィーク前

今週末からはじまるジャパンウィークのイベントのために、私は、日本のコーラス発表や花笠踊りの準備、さらに、そのウィークには、うちの大学とUVAの学生たちとの交流会のイベントもあり、最終日にはまた踊りがあるし、次から次へとスケジュールが目白押し、その上、あさってには、ジャパンウィークには関係ないピアノの演奏もあるし、明日はそのリハーサル、また、学生たちの浴衣の準備から、花笠の準備もあるし、焦っても仕方がないけど、やっぱり焦る。

コーラスの伴奏をやってくれる友人は、以前私がピアノを教えてた生徒で、よく弾ける人なので頼んだんだけど、彼女は今まで一度も伴奏をしたことがなかったので、昨日のリハーサルでは結構大変で、彼女自身も心配で、自信ないからできないようなことを言うので、そんなことになってはと、今朝は彼女に来てもらって伴奏の練習を手伝った。今頃伴奏者にやめられては困るし。


昼の踊りの練習では、学生たちの熱気、熱気。。。二人の学生は午後のクラスをサボってまで練習しようとする意気込み。その意気込みはうれしいのだけど、どうしてもグループ活動というのは、古今東西、何所も同じ。一生懸命の人がいれば、そうじゃない人もいて、正に、その温度差で人間関係に緊張が生ずる。

私としては楽しくやりたいし、みんなの雰囲気を大事にしたいから、みんなの雰囲気を盛り上げようと、結構いつも気を遣ってしまう。確かに、自分が一生懸命の時に、他の人がやってくれないとストレスを感じるのはよく分かるんだけど、そのストレスで、何事も楽しくできなくなるのは避けたいから、私は少し気楽に構えようとするんだけど、それができるようになったのは、やはり年を重ねた所以かな。実際、やる以上は完璧にやりたいという気持ちは私も同じなのだけど、無理なことは無理だし。

武道の精神のように、何が起きても平静な状態で受け入れられるように気持ちが保てたらと思う。私だってコーラスについて、もっと高いものを目指したいけど、精一杯楽しくやれればそれで良しとしようと思う。踊りもグループが一つの心になって楽しく頑張れればいい。結果良ければすべて良しという考え方もあるけれど、この場合は、プロセスをもっと大事にしていたい。学生の間に緊張があっても、これをはじめた時の完璧私がリードしていた状態よりも、学生が中心となって頑張っているという今の雰囲気の方が、私としてははるかにうれしいんだから。