スピリチュアル経験

たまたま、時間が空き、大学のランチョンに出席した。三年前、突然亡くなった学生の家族に偶然会うことができた。

私は、このランチョンに、出席する予定じゃなかったので、これは、本当に偶々であったし、そこに彼の家族が来ることも全く知らなかったのだ。本当にショックと嬉しさで、感動した。彼のお母さんも感動して、きっと息子が貴女をここにつれて来たのねと、二人で、抱きしめて涙した。

その元学生が亡くなってから、私は彼の事をずっと考えていたし、あんなに元気だったのに、急に亡くなってしまうなんて、信じられなかったのだが、その時は家族を知らなかったから、こちらから連絡する術がなかったのだ。まさか、三年も経ってから、こんな機会に、このように会う事になるとは、本当に驚きだった。

彼は、性格もいいし、とても純粋でまじめな学生だったし、夢を持っていて、その夢が叶い、一流のレストランのプロシェフとして、働き始めたところだった。

このところ、自分自身でも、人生の生き方をいろいろ考えているところだったが、こんな若さで亡くなるのは早過ぎる。家族は、彼の夢と意思を大切にしているので、いまだに、大学のカリナリープログラムに寄付をしている。親としてどんなつらい想いだろうと思いながら、素晴らしいなと思った。