ある金曜日

バッハのオルガン曲がピアノの素晴らしい連弾作品になっていて、初見だけど、他のピアニストと合わせた。素晴らしく豪華な作品になっていて、弾きながら、別世界に行けるという感覚があった。最高な気分だった。
それと、どうやら、12月のメサイヤの演奏会で、チェンバロを弾くことになりそうだ。これも豪華な気分になれそう。


ところで、この町の世間は本当に狭いなと今更ながらにして思う。必ずどこかでつながっているのだ。都市出身で、自由気ままをこよなく愛する私としては、時々窮屈な気分になる。今日も友人から、この間のパーティーに行ったでしょと言われ、パーティーに来ていた人がこの友人に言ったそうなのだ。私を知っていたのにその時、私に自己紹介もせず、私の友人に私を見たと言ってしまうんだから、ちょっと不愉快だった。そこではピアノを弾いたから、ピアノを弾く日本人ということになると、すぐに覚えられてしまうのは分かるけど。