リサイタルは、

無事終わった。いろいろな心配もほとんどすべてスムーズに運び、一人だけ、ホースショー出演で来れなかった生徒がいたものの、昨晩、高熱だった生徒も頑張って来て弾いてくれた。
彼女は弾いたらすぐ帰ったものの、よくもまあ、立派に弾いてくれてあっぱれだった。というのも、この10日間、昨日あった上級化学(AP Chemistry) の統一試験(SAT)の勉強のため、ピアノを練習する時間もなく、しかも、寝る間も惜しんで、ほとんど毎日徹夜状態で、勉強して、試験を受けたため、試験が終わったら高熱を出して寝込んでしまったのだった。薬で抑えていても、今日もふらふらしていると言っていたのに、それに、今朝も練習をろくにしなかったようだったのに、難曲のラフマニノフをかなり完璧のスピードと音楽で弾きこなしたのだから。この生徒のガッツはいつも格好いいなといつも思っていたけれど、さすがだった。
実は他の生徒の事もいろいろ心配であったけど、皆大きな問題もなく、立派に弾いてくれたし、第二部の演奏も好評だった。うちの息子も無事に弾けたし、問題の「竹田の子守唄」のアンサンブルも、特に素晴らしかったと、後でメールももらったほど。新しい生徒さんたちにも楽しんでもらえたようで、小さい会であったのに、充実したものになって本当によかった。

今回はそれまでのいろいろな心配とストレスで、食欲もなかったのだけど、終わったら力が抜けて今はちょっと放心状態。でも、これで、ようやく夏休み。