イベントフルな1日

夏に永住の予定で日本に帰った陶芸家の友人が、なんと、こちらに永住の予定でまた戻ってきて再び焼き物を焼き始めた。それで、最近の作品を見せてくれるため、今日は一日中ピザパーテイをするから、遊びに来てと誘われていた。午後はバイオリンリサイタルの伴奏の仕事があったけど、会場がたまたま彼の今住んでいるところから僅か7分の距離のところ。行きと帰りに立ち寄って、また色々買ってしまった。素晴らしい作品の数々。
帰りに寄った時には、ピザをご馳走になったのだが、なんと、ピザも何もかも全て手作りで、外にレンガと石で出来たピザの窯も手作り。そこでそこの主人が次々とピザを焼いているのだが、これが今まで食べたことないほどの素晴らしい美味しさ。ピザの生地を石焼の窯で焼くとこんなに美味しいなんて。具も好物の椎茸が入ってたりして、ついいっぱい頂いてしまった。
ところで、他の友人が私のリサイタルやっている時間にそこに来たらしく、私の話をして、彼自身も作品を買って行ったって聞いたので、帰りは、今度は彼の働く店に立ち寄っておしゃべりに行った。
その店でまたまた面白い人たちに会い、特にその1人は作曲家だが、なんと、武満徹宮沢賢治に影響受けて最近作曲したということで、その作品を早速メールで送ってくれた。「ピーターと狼」タイプの曲で、この辺をテーマにしているけど、話も挿絵も音楽も全て彼の自作、そして、俳優や音楽家を雇って演奏して音源にしてあった。それが素晴らしくて、そういう人がこの辺に住んでいる、ということが、またまた面白いと思った。実は、この人も私に会っていろいろ話して、ちょっと興奮気味。彼は田舎出身で、その辺の友人たちは、武満徹の音楽だの、日本映画を字幕で見るだのには興味がない人たちなんだそうだ。だから、自由に日本の音楽や文学などの話ができるのが相当嬉しかったらしい。