ジョシュア・ベル

ジョシュア・ベルのコンサートは、すごかった。彼の小編成のオケを率いって演奏したが、その出来はありえないほどのシャープさと音色の美しさ、全てがシンクロナイズしていて、まるで彼のバイオリン演奏の如くという感じだった。彼は演奏しながら指揮しているのだが、その入り込み方は、独奏以上。当然のことだけど、それほど入れ込まなきゃグループ一人一人を率いこめない。
そして彼の解釈は、とても切れ味が良く若々しい新鮮な青春を感じさせるものだった。アンコールのプロコフィエフも通常よりもすごくテンポが速くて、それなのに全てはクリアですごかった。
こんなレベルの演奏がこの街で聴けて本当にラッキーな気持ちだった。これも昨年夏のパラマウント劇場の仕事のおかげ。劇場からチケットをプレゼントしてもらえた。売り切れだったというのに、特別取り計らってくれて、本当に感謝感激。