スピリチュアル体験




煙のなした業なのか、太陽がはっきりくっきりピンクになった。




不思議な感覚だけど、時に、人や出来事の出会いもそれなのかもしれない。
心に思い描くことが、何かしら関連して次々へといろいろな出来事につながっていく、いつも自分のしたいこと、すべきことを望んで頑張ることは大切で、そのように導かれていく、そういう感覚があり、いつも謙虚に感謝して信じていることはすごく大事なんだと改めて思った。先週は一週間あまりの間、C州に行っていた。
そこに到着した日には、海軍の航空ショーがあって、空港に迎えに来てくれた友人の車から六機の飛行機が並んで飛ぶという見事なショーが眺められて、快晴のすばらしい日だった。こちらのほうはその間、ハリケーンが来るかもとの情報だったので、私は幸運にも快晴の週で快適に過ごせると思っていたのだが、その晩に、まるで風の嵐のようになり、日本の台風のような強風で何度も目が覚めたので、まさか、これって東のハリケーンの影響なのって、次の朝、馬鹿な冗談会話したりしてた。この時期、彼らにとっても、これほどの強風は珍しいから自分たちも驚いたって言ってたのだが、なんと、近くの町で山火事になり、その町は一晩で火の海となってしまったのだ。私たちがいたところでは、近くでもまだかなり離れているので大丈夫だったが、何千軒もの家が焼けてしまい、何十人も亡くなって大変なニュースを毎朝、見ることになってしまったのだ。湿度15パーセントと、強風と重なっての山火事だったのだ。
私のそこでの目的は、ダンス教授免許のワークショップ参加、勉強勉強、そしてすべての試験合格目標だったので、ある意味、災害のことも気になりながら、それをできるだけ考えないようにして、自分の勉強に集中するしかなかった。夏前に一度、そこで過ごしたので、勝手は分かっていたから、その一週間余りは必死だった。とにかくそこにいる間にすべての試験を受けたかったから、早朝から夜遅くまで、毎日がんばった。一人で勉強したり、パートナーと二人でテストし合って勉強したりして、結果、毎日の試験もすべて終えることができて、すべて合格することができて晴れ晴れとした気持ちで帰ってこれた。
しかしながら、そこでの災害のことを思うと、悲しい気持ちになる。毎日食事のときにニュースを見て、いろいろ話し合ったり、議論したりした。彼らとの会話は本当に興味深いもので、試験の勉強だけでなく、こういう会話ができたのは本当に幸運なことだと思った。
私の発つ前日まで煙のために飛行機のキャンセルや遅れが出ていて、予定通り帰れるのかとチラッとよぎったけれど、私の目指していることは、まず試験に合格することだから、心配する余裕すらなくて、試験がすべて合格できたなら、私が帰る日には絶対予定通り飛行機は飛んでくれるだろうと不思議に信じていた。そしたら、なんと、帰る日には風が煙を吹き飛ばして空港付近はクリアされたのだ。しかも強い風のお陰で速く飛んでくれて予定よりも早く帰ってこれた。
がんばった甲斐があって、とてもリフレッシュした気持ちになって、元気なエネルギーを得ることができたような気がする。