私の夏休み

今年は、4月に母が亡くなり、二回も日本に帰国したが、自分にとっての夏休みというわけではなかったので、ここにいたって、なんとなく、今年の夏はこんなんで終わるのかななどと、なんとなく何か足りないような気がしてて。。。

            
 

思い切って、夏の野外コンサートに行ってきた。ナショナルシンフォニーのベートーヴェンベストと題する、ベートーヴェンの曲だけのコンサート。以前、私も勉強で弾いたこともあるし、子供たちのオケのヨーロッパ公演でもやったピアノコンチェルト5番があったので、絶対に行こうと思ったのだが、フィデリオや第九の合唱つきなど人気曲勢ぞろいだった。

日本では第九は12月と決まっているけど、こちらではそういうわけではない。でも、ナショナルシンフォニーの夏のコンサートの終わりの曲に持ってくるところは、やっぱり、何かの大いなる完結という意味合いがあって、その音楽から心に感じるものは、万国共通と言えるかもしれない。

3年前には、同じ会場で、チャイコフスキーベストを聴いた。その時はジョシュア・ベルが弾くバイコンや、スラブ行進曲、序曲「1812年」などで、これも素晴らしかったが、今年のベートーヴェンも最高だった。

           
 

そして次の日、昨日は、初めてワシントンの家であったマウントヴァーノンに行った。そこから眺めるポトマック川の景色が素晴らしくて、こんな大自然の眺めの生活を想像しながら、しばし眺めていた。