学期が終わった。。。

昨日、今学期のクラスが終わり、あとは、来週期末試験を残すのみとなった。今学期は、二年生の充実に比べて、一年生の方は、ちょっと学力差もかなり出ていたし、学生の個人的な生活でも、病気とか、交通事故とかで来れなくなった学生もいて、なんか大変な学生たちも多かったけど、押しなべては楽しかったと思う。二年生のクラスに心臓病で来れなくなってドロップしたSが発表会を見に来て、みんなの上達ぶりに感動していた。本当なら、彼もそのメンバーでいられたのに、と少し残念そうだったけど、ペースメーカーの手術を受けて今は普段の生活をしてるし、来年またクラスに戻れると言っていた。

来年の春に、あるパイロットプログラムを担当しているが、今朝、一緒に担当する先生とミーティングで会った。人柄も良さそうで感じはとてもいい人だったけど、今時びっくりするけれど、彼は、携帯電話も持たず、家にすら電話もなく、数学の先生なのに、学校でパソコン使っていても、家にはテレビもパソコンもなくて、とにかくあらゆる電子機器を使わないで生活している、今時を考えると非常にユニークな人だということが分かった。洋服も変わっていて、足には校内とはいえ裸足でわら草履だった。学校にも自転車で通い、電話の場合は、学校からコーリングカードでかけて、自分が電話を受けなくちゃいけない場合は、留守番電話サービスの番号だけ、持っているそうだ。

彼はまだ若いけど、かなり長い間、こういう生活をしているらしい。あらゆるテクノロジーを駆使して生活するのに慣れてしまっている私は、なんだか気恥ずかしいような気がして、つい、ごめんなさい、私は携帯を使っているんで、私の番号を控えてください、急な連絡もあるでしょうから、と言ったら、謝らなくてもいいですよ、自分がこうだからといって、みんな人それぞれなんですからね、と。

確かに、謝らなくてもいいとは分かっているけど、なんとなく、その自然体生活の邪魔をするようで、申し訳ないと思ってしまったのだった。それと、近代社会の都会ではやっぱり貴重な存在で敬服したい気分になってしまったから。