大晦日

今朝は、屋根がミシミシいって大丈夫かなと不安になるくらいの突風に起こされた。一日中風が強く、空は晴れなのに、どさくさにまぎれてしばし雪がぱらついた。

今日は大晦日。普段なら、お正月を意識するものの、今年は喪中につき新年の挨拶もないわけだから、静かに過ごそうと思っていた。日本にいる息子の一人に、昨晩電話をかけたら、新幹線の中だった。東京にカウントダウンのライヴに行く途中ということだった。そして今朝、日本ではもう新年が明けたようだった。

喪中で静かにといっても、お餅は食べたいし、年越しそばも食べたいので、ぎりぎりセーフで、買い物に走った。友人が雑煮の汁になるスープを作って届けてくれた。明日いただこう。楽しみだな。日本も広いから、雑煮の味付けも所によって違うと思うけど、ふと子供の頃の母の味付けが急に懐かしくなった。この時期、やっぱり、つい母のことを思い出してしまう。そして、日本から整理してもって来た母の遺品を眺めて、数ヶ月前より、一層、切なく感じてしまうのはなぜだろうと思った。冬になったら母が着ていたコートを着ようと思っていたけれど、いざとなると、とても手が通せないでいるのだ。