Inauguration

の一日だった。今朝、トレーナーのGとトレーニングの後、彼が、今日の日について、とても変な気持ちだよ、というので、なんで、素晴らしい日じゃないって言ったら、子供の頃から、いつか黒人が大統領になるよ、と子供たちの中で、言い合っていながら、心の中では誰も、そんな時が来るわけがないと感じていたと言う。

彼は自分のバックグラウンドがアフリカンも混じっているから、彼自身は若いから自由で平等の雰囲気で育ったにも関わらず、子供のとき、ただ単に、白人が住む近所を自転車で走っていて、木に登った男の子に何してるんだい?って声かけただけで、その男の子の家族に、彼がその子を怖がらせて木の上に追いやったと勘違いされて突然怒鳴られたこともあったとか。。。

だから、今日の、この日は、まったく信じられないということなんだ、とても現実には思えなくて、感動のあまりどう表現したらいいか分からないんだよ、と言った。私は、ただ単に素晴らしいことなのよ、おめでとう!と思わずハグ。

というわけで、半日、テレビの前で過ごした。やっぱり、素晴らしいイベントだった。バイオリン、チェロ、クラリネット、ピアノで演奏された曲も素敵だった。素晴らしいアレンジだった。人種としても、その4名ですら、それぞれが違う人種代表という編成で、単なる偶然ではないなと感じた。セレモニーそのものも、今までとは違った感じがして特別なものを感じて、感動した。PVCCでも、大きなホールでスクリーンに流して、その時間帯は授業しなくてもいいですよ、是非とも学生と共にわかち合いましょうと学長からのメール。何所もかしこも、この歴史的なイベントを味わっている様子だった。

さて、私のクラスのデイワンは、すべて順調に始めることができた。久しぶりに会った学生たちは皆、意気揚々として楽しい雰囲気で、私自身も元気が出た。クラスのあとで、Mから貰っていたチケットで、ピアノの演奏会に行った。遅れたので、後半しか見れなかったけど、最後のシューベルトピアノソナタは、なかなか良かった。曲自体もいいんだけど、このピアニストの弾き方はユニークではあったけど、きれいな音色で、イメージが膨らませてくれる素敵な演奏だった。