日本の

うちは、動物園に近いから、時折、動物の鳴き声が聞こえてきたものだが、息子によると、最近その動物園のニホンザルが逃げたとかで、近くの森が立ち入り禁止になっているとか。

そういえば、以前、動物園からクマが逃げて大変になったなと思い出しつつ、今日は、帰り道、小鹿が三頭、私の車の前をゆっくりと横断した。動物園から逃げ出したわけではなく、こちらでは、野生のシカやクマやリスなどによる被害をよく耳にする。クマやシカに庭を荒らされたり、家の軒をリスにかじられたり。特に、これからクマが冬眠に入る前には、いろいろあるようだ。

また、ちょっと田舎に行くと、狩りは日常で、自分でしとめたシカの肉を料理したバーベキューなどの肉料理が教会のランチで、普通に食卓にのったりしたけれど、美味しいと思いながらも、この人、本当にいい人なのに、シカを撃って、それを、自分で自慢げに料理して食べるんだな、という思いがつい頭に浮かんでしまう。おそらく、ここでは、ごく自然な行動であろうが、私は、いまだに、なんか抵抗を感じてしまうのだが。育った環境から得た感覚はなかなか変わるものではない。もちろん、こちらでも、都会っ子は、狩りも日常ではないのだけど。

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ところで、幸い、うちでは一匹も見てないのだけれど、特に、PVCCとか、タンデムなどのキャンパスで、この虫をいっぱいいっぱい見ていて、いったいなんという虫なのだろうと、ずっと気になっていたのだが、ようやくその正体が分かった。

俗名では、stink bugという。死ぬと臭いにおいが出るというところから来ているらしいが、ニュースによると、もとはアジアから来た虫だとか。でも、日本では私見たことなかったのだけど。

臭いにおい以外は、特に悪いことをするわけではないようだけど、壁などあちこちにたくさんいると、あまり気持ちいいものではない。殺すと臭いから、結構みんな、無視している。ある学生は、うちでは掃除機で吸い取ってしまうよ、とも言っていたけれど。

ニュースによると、寒くなればいなくなるとのこと。でも、どうして今年は大発生しているのかとよく巷で言っているけど、やっぱり異常気象なのかな。