昨晩、

かなりはっきりとした夢をみてしまった。母がまだ元気で、私が子供のときから行きたかったウィーンに一緒に旅行するのを誘おうとしていたのだ。そして目が覚めても、それが現実じゃないと実感するのに、一、二分かかった。

夢は現実じゃなくても、どこか自分の無意識の中にそのきっかけの答えがあったりする。実際には、子供のときの憧れのウィーンは、もうとっくに二回も旅行したし、その時に母を誘おうなどと思ってなかったけど、近年、母が私と日本での小旅行に出かけたがっていたことに応えてあげられなかったことが、久々に悔いのような感じで気持ちに残り、今朝から少し意気消沈してしまった。

私はどちらかと言えば、思いが心に浮かんだら、すぐに行動に移す性格なんだけれど、このことだけは、そんなに急に母が逝ってしまうと思わなかったので、うっかりしていた。何事も悔いが残らないようにしようと改めて思う。

ちなみに、今日は、母方の祖母の命日だった。なにかしら、母のことばかり浮かび、これも単なる偶然じゃないのかもと思ってしまった。