停電

今日のエントリーを書いた後、夕飯を作っている途中、いきなり真っ暗。やはり停電である。
用意してあった懐中電灯をつけて、とりあえず、台所仕事を片付けて、暗がりで口に食べ物を押し込み、さあ、どうしたものか。。と、途方にくれる。まだ寝るには早かったし、とにかく、猫の声一つしない静けさと暗黒は、この世の終わりって感じで。辛うじて、この懐中電灯の光が心に希望を与えてくれるという感じ。いかに、現代が音のある中にいるかを痛感する。普段は、冷蔵庫の音や、暖房の音や、たとえ、静かでも、何か聞こえるのが普通なのだから。

心細くなって、電池使用のラジオをつけて、あまり気に入りでもない音楽でも、全く音がないよりはいいかと。部屋を汗が出そうな程、予め暖かくしておいたお陰で、前回のように、寒くて震えることはなかったが、こういう時は、寝るしかないかと、ワインを飲みながら懐中電灯の光で、写真アルバムに写真を入れたりしていたら、ぱあっと文明の光。
思わず、わあ、と叫んだけど、時間を確かめたら、停電は二時間だった。ああ、一時は明日中も駄目なのかと、不安だったけど助かった。でも、油断はならない。
でも、こういう時に、友人の電話はうれしかった。救われる気分だった。誰か話す人がいるだけでも最悪な気持ちにならなくてすむ。一人というのは、こういう時、つらいなと思う。ただ、電気が駄目だと、家の電話も駄目になるから、携帯の充電をしっかりしておかなくちゃ。