ようやく

今年の記録的大雪は終了した(と願っている)。今日も晴れていい天気だったし、これから雪があってもそれほど大雪ではないとの予報だ(予報どおりだといいけど)。

家に積もっている雪はまだまだだが、毎日少しずつやわらかくなったところの雪をかいて、お日様よ、照っておくれ、と空を見上げている。雪は冷たくても、晴れの日の地面の温度は微妙に高いらしく、凍った雪の地面に接したところとの間にできた薄い隙間に、シャベルなどを差し込んで、よいこらしょと上に持ち上げると、時折、ガバッと雪と氷の塊がはがれて取れる時があり、これがあれば、しめたもの、結構雪かきもはかどるのだけど。雪かきも重なると、うんざり気分。

今年の大雪は、雪国ではないこの辺では記録的であり、学校も大きな痛手。2、3週間のほとんど、小中高が休校になってしまったり、うちの大学でも、遅く始まったコースで土曜のクラスは今学期まだ一度もクラスが開かなかったから、もし、補講日に出席できない学生には返金されることになるそうだし、うちの日本語二年生の学生で検察官をしている人によると、裁判所が雪のために金曜日に休みになったため、木曜日に逮捕された犯人は保釈手続きができないため、次の週までずっと留置所に入れられることになってしまったり。。。とにかく、異例のことが次々と起こっていたようだ。

またそのクラスの他の学生の家は、「5日間、停電だったので、残念ながら、好きなアニメも見れませんでした。」ときれいな日本語で話してくれたが、私は、5日間も停電だなんて、アニメどころじゃない、気が狂いそうだわと思った。私はアニメは見れなくても平気だけど、音もテレビもパソコンも電話もなく、冷たいシャワーと食べ物と飲み物だなんて、考えられない。「アニメが見れないから日本語をたくさん勉強しました。夜は真っ暗だから、ろうそくの灯りでも、日本語を勉強しました。」と飄々と言っている彼はすごいなと思う。generator(発電機)を使っても、一つのストーブだけの火力だそうで、雪の中ガソリンを買いにいかないと使えないそうだし、本当にいかに、現代の生活が、電気に頼っているかを痛感する。

この雪騒ぎで、ふと気がつけば、もはや、2月も半ば。急に焦った気持ちがしてきた。春の日本週間の準備がほとんどしてないのに、学生たちは乗り気で。。今回、UVAの大勢の学生たちからコーラスに参加したいと連絡が来ており、重い腰を上げて、さあ、というところ。選曲に頭を抱え、毎日、あれ歌いこれ歌い、迷いに迷っている。やりたいと思う曲はどれも難しいし、楽譜読めない学生もいるし、一体どこまでやれるのか。。。

今日は、バレンタインデーと中国の新年、それに、雪のためにcabin fever(密室恐怖症)になっていた人たちが陽気に誘われて外に繰り出したこともあるのか、どこも混雑していた。