オペラ「ハムレット」

この頃では、オペラのライブをハイディビジョンのスクリーンで全米の劇場でオンタイムで見られるようになった。今日はパラマウント劇場にメトロポリタンオペラを見に行った。実際にはニューヨークのメトロポリタン劇場でやっていたわけだが、今日の出し物はハムレット
この作品はシェークスピアの劇をもとにフランスの作曲家によるオペラ。1800年代に公演されて以来の歴史的な公演で、勿論、私にも初めてで、本当に素晴らしかった。
オフィリアを歌ったMarlis Petersenの声は信じられないくらい素晴らしかったし、勿論、ハムレット役のSimon Keenlysideも素晴らしい歌唱力と演技だった。このオフィリア役は、なんと、予定の歌手が病気のためにできなくなり、他の演奏会でパリにいたこのMarlis Petersenを火曜日に呼び寄せて、今日の公演に臨むという考えられないようなハードなスケジュールとリハーサル(わずか3日間で仕上げるだなんて)で、今日の公演に至ったということだったが、そんな状況下で、信じられない歌唱力と演技と。。。ただただ、驚いた。
今時は、オペラの歌手も演技が上手じゃなきゃ駄目だし、このように、舞台だけでなく、HD(ハイディビジョン)の公演は化粧からすべてどちらにでもいいようにしなくちゃいけないし、ある意味では大変な時代になったと思う。いわゆる舞台化粧ではなくても、会場にいる聴衆にもクリアに見える化粧など、いろいろ技術を駆使しているようだった。とにかく素晴らしい出来で感動。