温泉デビュー

もちろん、以前温泉に行ったことはあったが、こんな快適な温泉は初めてだった。だからあえてデビューと言おう。天気も名古屋では蒸し暑かったけど、賢島では海の近くだからなのか、からっとしていたし、天気も梅雨の季節だというのに、すばらしい快晴。
長年の友人と、以前からいつか一緒に温泉旅行をしようと話し合っていた。私も今回の滞在はいつもより長いし、この時とばかり、彼女にお願いしておいた。
素敵なところを探して予約しておいてくれた。実は、彼女とゆっくり話せれば、どこでもよかったのだけど、最高のところ。プライバシーとゆとりと、きままな空間、そして、こだわり。。。お食事もすばらしかった。私がはるばるアメリカからということが分かったら、シェフから特別にいわし寿司もご馳走されたり、いろいろプレゼントをもらった。
さて、お目当てのお風呂。すべて予約制の貸切の露天風呂。お部屋には24時間の露天風呂がついていて、公の大きなお風呂は、海を一面に見晴らす露天風呂や、お庭を見ながらのシルキー風呂。すべて貸し切り。食事もお庭を見ながらのゆったり個室。従来の温泉のイメージじゃない空間がいっぱいだった。他の客がいるのに、ほとんど会わないし、忍伸びの温泉宿の要素も多い。家族だけでゆっくりということもできる。とにかく別世界という空間を大いに楽しんだ。
私は、前日まで名古屋の蒸し暑さと時差ぼけでくたくたで体調が優れないと感じていたのに、そこでは夜も元気。一日3回も温泉に入った。時差ぼけも一気に吹っ飛んで、リラックスできた。
帰り道は、伊勢神宮にお参りし、その近くの、まるで大人のテーマパークと言えるような、おはらい町やおかげ横丁を散策しながら、美味しいものも堪能し、わずか二日間をまるで何日も旅行したかの満喫した気分で帰ってきた。最近、伊勢神宮はパワースポットと言われているそうで、年中混むようになったと宿の人は言っていたけれど、今日は意外とゆったりとしていて、身体も軽く闊歩しながら、力をもらってきた。