出発前日

日本滞在3週間がもう過ぎてしまった。今までの滞在は短かったけど、今回はもう少し出来るかなと思っていたことが出来なかった。でも、得たものも多いから、あまり欲張れないのかも。
先日、たまたま友人のコンサートにも行けたのも、タイミングよかった。彼女は病気を克服してのコンサートだったので、本当にうれしかった。
それと、昨日の合唱団の先生との再会、私が子供のとき、先生は少なくとも、20代前半だったことを考えても、彼の真っ白な風貌は当然のことながら、彼の音楽への変わらない情熱には心打たれるものがあった。

でも、今夜は、親友のお母さんが亡くなったという悲しい知らせ。急に気分が沈んでしまった。私の母も二年前に亡くなっているものの、やはり、若い頃から知っている友人のお母さんのことは私にとっても特別に感じていた。

たまたま、今日、母のお墓の近くを通ったので、再度お墓参りをした。先回は梅雨の合間だったけど、昨日梅雨が明け、夕方でも日差しが強かったし、墓石はからっからだったので、お水でぬらしてあげて気持ちよかった。

この頃は、日本かアメリカか、どちらが、自分の国なんだろうと感じることがある。日本の滞在を終えて、明日自分の家に帰るというような感じも否定できない。でも、柔軟性は強いほう。住めば都。日本でもアメリカでもどちらでもいいけれど、母がいない日本は、私にあまり意味がなくなってきている感も確かにあるのだ。