うれしい一日

充実した一日だった。昼のランチでは、ある友人が昔の友人を連れてきてくれて、いわゆるサプライズのランチとなった。もう何年も、いえ、何十年も会っていなかったので、感激。でも、彼女は私にとってとても縁の深い人。同じ学校でもクラスは一度も一緒になったことがないのに、なんかどこかで接点があって、結局いつかまた会ったり話したりできるのだ。そういうのって、縁があるということなんだと思う。会話もとても楽しかった。友人の気遣いに感謝。

昼食後、少年少女合唱団の練習場のお寺に行った。実は、これはかなり思いつきだったのだが、ある楽譜をいただけないかと頼みに行ったのだ。昨年、友人から借りたCD、実は、私はその合唱団の一期生だった。現在の合唱団はすばらしいレベルの合唱団に育っていた。音楽監督は私のときと同じ先生である。何十年ぶりの再会。彼は頭が真っ白で、風貌は変わったものの、しゃべりっぷりと音楽への情熱はまったく変わっていなかった。
前に借りたCDの出来は素晴らしかったけれど、とりわけ、「竹田の子守唄」に本当に感動、ずっと、その楽譜探しをしていたが、どうしてもそれと同じ編曲が見つからず、どうしたらいいかと思っていたところ、こちらにいるうちに、練習場に行ってお願いしようという考えが浮かんだのだ。たまたまCDを借りた方の甥のお子さんが入団していらっしゃるとのことで、その練習時間などの情報を得、いざ出陣。戦いではないけれど、緊張した。でも、先生に事情を話したら、快く受けてくださって、なんと、この私のために、生で、CDと同じソロとオブリガードと共に歌ってくれた。本当に感動的だった。
ただ、この編曲は、ある有名な某音楽家による、この合唱団のためのオリジナルであり、楽譜を配っていけない、つまり、演奏が終わったらすべて集めなくちゃいけない、との指示を受けた。こんな貴重な楽譜を、単なるジャパンウィークで使うのはもったいない。出来れば、ちゃんと練習して発表できたらなあという思いが浮かんだが。
素晴らしい再会だった。それに、練習風景も見たが、もう素晴らしいの一言。みんな暗譜で、よく歌いこまれているし、響きも本当にきれいだった。