コーラスの選曲

今年のコーラスは、「お江戸日本橋」、「竹田の子守唄」、森山の「さくら(独唱)」と例年の「幸せなら手を叩こう」という選曲にした。「お江戸」は明るいし、テンポ感もあるし、結構前から決めていたが、「竹田」と「さくら」はずっと迷っていた。両方とも、大好きだけど、「竹田」はオブリガードでラ(A)という高音が安定して出せるソプラノが二人は欲しいと思っていたし、「さくら」は歌詞の入れ方がかなり難しいから、日本語の学生たちが果たしてできるのかとか。。。
結果、私の学生二人がこの高音が結構安定して出せることが分かり、思い切って選曲した。もちろん、「竹田」に因んだ私のエピソード(児童合唱団の第一期生として、昨年夏に先生から特別いただいた貴重なコピーのことや、この歌の背景にある歴史なる諸々など)を話して、このシンプルなメロディーの持つ美しさを分かってもらえるといいなと思った。
実は、先日アメリカ人だけの声楽家たちの会で私がソロでこの曲を歌った時、何人かの人たちに、なんて美しい旋律なの、泣けてきた、と感動してもらえた曲だったので、半分ジョークで、皆さん、ジャパンウィークはお祭りだけど、ここで、皆に泣いていただきましょう、なんていったら、皆、笑っていたのだが、今日は、それぞれのクラスのコーラスに参加した学生たちから、口々に、本当にきれいな曲で、感動したし、本当に楽しかった、というコメントをもらい、勇気づけられた。
この編曲はある作曲家による特別のものなので、音楽ファイルはメンバーしか聞けないようにセットアップしてもらうこともでき、結構面倒なのに、皆さんの理解を得、そして、それでも、皆が楽しく喜んで歌ってくれて、本当にありがたいと思った。