今日も引き続き、

日本の家族は大丈夫かとの友人たちや親戚からの問い合わせ。応えるにも、自分の家族は今のところ大丈夫だとは言え、被災地の悲惨な状態を思うと、言葉がなくなってしまって何も話したくない気持ちになった。今日は映像すら見るのも嫌で、一日中、ネットで日本のニュースを見ないことにした。こちらのラジオだけのニュースを聞くだけで十分な気持ちでいっぱいだった。だから、テレビ局の取材は断ったけれど、新聞社のライターの人には、こういう気持ちでいることをメールで書いた。

ピアノの生徒の親が、日本で大災害なのに、レッスンしてもらっては申し訳ないから、今日は休んだ方がいいのではないかと聞かれ、驚いた。私の心境を同情してくれて気遣ってくれているのだろうけど、私には、かえって、重く感じた。私は、こういう時こそ、仕事に集中したいと感じる人間だから、今日本に飛んで帰るというような事態などの、差し迫った状況でない限り、私は普段の生活を続けたい。それでなきゃ、かえって更に辛くなるというものだと思うのだけど。(実は、素直に他人の同情を受け入れられない性格なのかもしれないが。)

昨晩は日本のテレビのニュースをずっとつけていて、仕事が手につかない状態だったので、今日は出来るだけ仕事や練習に集中しようと心がけた。明日から時間がデイライトセイビングタイムに変わって1時間、早くなるから、明日の予定に遅れることのないように、今夜は早く休むことにしよう。