超多忙

ここ数日のハードスケジュールをどう乗り切るか考えて気が重くなって、昨晩はすっかり意気消沈していた。
というのは、昨晩はPVCCの卒業式で、そのために伴奏の仕事のバイオリンリサイタルのリハーサルに出れなくなってしまったので、3日間に分けて、それぞれの生徒や合奏のリハーサルに通っていた。今朝は早朝8時から11時までリハーサル、その後、そのバイオリンの先生宅にて浴衣に着替えさせてもらってダウンタウンのカルチャーフェスティバルに向かい、コーラスのリハーサル、引き続き演奏発表、その後、今度は、リサイタル会場のホールへ行って最後のリハーサル、引き続き本番。昨晩はこのスケジュールを考えるだけで、全然コーラスに心を集中させることができず、不安で仕方がなかった。
「心配で食べ物が喉に通らず」的な緊張感を抱いていた。今朝はなんとか無事に過ぎていたのだが、なんとなく心配してた通り、コーラスの伴奏者が私が約束していた時間になっても現れず、電話もかからず、やっぱりかと、頭にきそうになりながらも、怒ったって仕方ない、最悪を考えて、自分で伴奏して頭で指揮して歌も歌おうと腹くくっていたので、意外と慌てることなく、自分の番になったら淡々と楽器をセットアップして、挨拶してピアノの椅子に座った。途端、横から伴奏者の彼が現れて、彼は謝っているのだが、私は、それより弾いて頂戴ってな感じで椅子を立ち、直ちに指揮者にまわった。
弾きながらだと歌もちゃんと歌えないけど、指揮しながらなら、ちゃんと歌えたし、マイクがうまく入っていて、わずか6人のコーラスも思いのほか、上手く行った。ようやく責任を果たした安堵と終わったという充実感で、昨晩からの不安が急になくなった。
それでも、そのあと、すぐに、バイオリンの発表会会場に走り、20数名のバイオリンの伴奏だったが、これは難なく無事終わった。
後で、コーラスの伴奏者の彼に電話して、愚痴を言いたいのをぐっと抑えて、本当に絶妙なるタイミングに来てくれてびっくりしたけど、有難かった、まるで神の思し召しのように、と労いの言葉をかけたら、彼はそうだよ、that’s how spirit goes..(これが思いに従えばこういう(いい)結果になるということだよ)とのんきに言ったりして、もう本当に人騒がせなんだから。先週もCMTAのイベントで遅れてきたから、遅いよ!と言ったんだけど、どうやら、彼のパートナーが最近開いたレストランで金曜日の夜は遅くまで飲んでいて遅れたようだったから、絶対来週は飲んじゃ駄目だよと、3回も言っておいたのに。。。またもなのか。でも、無事終わってよかった。