初仕事

先日採用された教会のピアニストの仕事は、クワイアの伴奏者も兼ねており、今日ははじめての練習日だった。予想通りディレクターは、なかなか良くて、選曲もとても面白くて、楽しかった。それにしても、毎週、一曲ずつ仕上げて日曜の礼拝でその曲を歌っていくのは結構大変なのに、よく皆が歌えていてびっくりした。いきなり四声の混声合唱で、それぞれの声部を一回練習したら、いきなりもう伴奏で合わせられるのは、合唱隊として、やっぱり、かなり慣れていると思うのだ。
こういう事に関わりながら、この国の、教会での音楽の地位の高さに改めて実感する。いい音楽をすることにより、天に近くなる、というか、実は、いい音楽により、人を集められるということでもあるし。。。 
また、この教会でのニューズレターや今日の私の紹介では、身に余るような立派な言葉の数々を受け、恐縮してしまった。選考の途中では、どうなのかなと思ったけど、結局のところ、こんなに求められて、喜ばれて演奏できるのも有難いわけだし、今日も練習後、皆が口々に優しい声をかけてくれて嬉しかった。



ところで、今夜のダンスでは、初めて、上級のアルゼンチンタンゴに挑戦した。通常のタンゴとはまるで違う踊りに驚いたけど、楽しかった。通常のタンゴにある派手でメリハリや強さのようなものではなく、アルゼンチンタンゴは、一見地味だけど、動きがゆらゆらしてセクシー。女性と男性の役割が本当にはっきりとしていて、女性は男性の手の内に全てをゆだねる、自分で何も考えずに相手に全て任せて動く、といったような動きなのである。私としては、他のダンスにはあまり見られないような動きに魅力を感じたのだが、結構難しかった。私はつい、頭であれこれ考えてしまって、リードさえしかねない感じになってしまうから。。