今朝、

教会で特別演奏の音楽ゲストとして来た音楽家は自ら耳の不自由な人として生まれ育った人だった。彼女は振動を音として歌っていたが、最近、治療の結果、自分の声が聴こえるようになったそうで、それなのに、聴こえたとき、その初めて聴いた自分の声が気に入らなかったと言う。
でも、やはり、驚いた。聴こえないで育ってそこまで歌えるには、それはそれは大変な苦労と努力だったんだろうと思う。それを決して感じさせない純粋な表情がとてもきれいだった。
私はどうしても自分で音楽をやっている身なので、つい、音程のうわずりとか、発音の仕方が、気になってしまったのだが、不思議なことだけど、そういうテクニックを超えて表現する魂の響きを感じて、確かに感動させる何かがあった。音楽はやはり、音が完璧じゃなきゃと思う一方で、こういう音楽があってもいいのだと確かに感じることができたのだ。彼女は障害者のために、音楽活動をしている。

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さて、昨日の写真から。。。