特別演奏の曲

今週と来週はクワイヤディレクターが旅行中でいないので、私が特別演奏のところで、ソロを任されている。張り切って練習していた曲があるのだけれど、今朝出かける前に練習したはいいけれど、楽譜を家に忘れてきてしまったことを、礼拝開始の二分前に気づき、パニック。
とはいえ、冷静に頭の中で、さて、何を弾こうかと自分の曲のファイルをめくっていたが、特別演奏なので、それに見合う曲はバッハの一曲しか入っておらず、しかも何年も練習していなかった曲。とにかく曲を復習しようと楽譜と真剣ににらめっこしていたとき、クワイヤの連中に今日は楽しみにしているよ、と声かけられ、とうとう、実は問題なの、楽譜家に忘れちゃったんですと、告白。皆、エーそれは大変って同情ムードになり、でも大丈夫よ、適当にジャズ的アレンジしちゃえば、とか、牧師さんはもし大変なら、弾かなくてもいいですよ、と言ってくれるし。。仕事だから、弾かないわけには行かない。この曲、前には何回も弾いた曲だから弾けるはずだけど、何年も触ってないのは本当に怖かったし、一回弾いてみる時間は一分たりともなく、礼拝が始まってしまい、結局選択の余地なく特別演奏でその曲を弾いた。
私としては、やっぱり満足してなかったけど、反響は、曲が終わったとき、歓声を受け、礼拝後、何人かの人たちに、素晴らしかったと連発され。。。初めはいや、実は楽譜忘れちゃってこの曲練習してなかったんで、ひやひやだったんですよ、と言ったら、非常に驚かれたので、あとは、口実など言わず、ああ、それはありがとう、と単に応えるだけにした。というわけで、ひやひやだったけど、無事、切り抜けた。でもこの緊張感で、ぐっと疲れてしまって、一日中、尾を弾いた気がする。