テレビ番組

今日は、単にテレビの取材だと思っていたら、なんと、本格的番組作り。というか、日本のアイラブジャパンI love Japan.という特別番組のため、うちのカルタ会のクラブを紹介しながらも、番組作りのための収録だった。私は実は、待ち時間で仕事できるかなと仕事をいっぱい持って行ったのだが、なんと、食べる暇さえないくらい一日中仕事だった。一人の学生がスコーンを作ってきたので、それを時折、かじりながら、次から次へとシーンを撮っていった。そして、私は陰で応援していればいいと思っていたのに、結局、日常の日本語の授業の様子を撮りたいとのことで、いきなり、そこで授業もさせられてしまった。もうどう映るかというよりも、待ったもなく、まな板のコイ。とにかくやるしかなかった。
いろいろ要求されることを、学生たちは一生懸命こなして、結果的に、無事終えることができた。デイレクターたちも喜んでくれたし、あとは、DVDがくるのを楽しみに待ってくださいと言って帰っていった。今朝、ニューヨークから飛んできて今晩戻るという彼らもハードスケジュールだった。
私は終わってほっとしたのだけど、部長の学生が一番活躍してがんばっていたのに、終わって意気消沈している。聞いたら、もっとカルタのゲームがやりたかったのに、残念だったというのだ。本当に好きなんだ。でも、番組作りのためだったので、気持ちが何となく消化できてないようだった。その気持ちも分かる。結局のところ、番組で、どう見せたいという台本が決められているのだから、所詮、テレビ番組なんだし、学生たち自身の思いとちょっとずれてしまうのは仕方ないのだと話したのだけど。そんな純粋な学生たちは素晴らしいなと逆に私は嬉しかった。
12月に日本で放映されるのだが、日本にいる人たち、テレビ番組でI Love Japan.という番組を見つけたら、見てくださいね。
世界で、現地の人たちが日本人以上に日本文化を楽しんで、まわりにもアウトリーチして伝えようとしている人たちを紹介して、どうやら、そのスタジオにいる芸能タレントたちにどれが横綱かを選ばせるという番組なんだそうだ。