第一日目

のクラスが終わった。もう秋学期である。今回は、二年生のクラスが少なかったので、キャンセルされるのではないかと心配していたが、5名でも開講してくれて本当に嬉しかった。一年生は、相変わらずの人気。23名である。
ところが、今日の光景が何と無く静かで暗いなと思ったら、なんと、23名のうち、女子学生がわずか4名だったのだ。あとはすべて男子学生。ほとんど男子クラスに来ている気分。他の先生からスポットライト受けてるねと冗談言われながらも、なぜか、毎回、男子のほうが多いのは不思議な気がする。日本語学習って男子のほうに人気があるということなのかな。以前も同じような状況になったことがあったから。ところが、初めは多いのに、男子学生のほうが諦めが早く後でドロップするのだから。今回はどれだけ続くのかな。
ところで、いろいろショックな事件があって、何と無く落ち着かない。いいことも悪いことも。まずは、悪いこと。以前私の学生だった音楽専攻の学生。素晴らしいバリトンの声楽の学生だったのだが、交通事故で亡くなってしまったのだ。わずか27歳。彼のフィアンセが運転する車の助手席で、雨で車がスリップして木にぶつかってしまったとのこと。本当にショックだったし、今もまだショックで、気持ちが重い。なんと不運なことなのかと。
もう一つは、いい結果のニュース。日本に一時帰国していた時、これも以前の学生がtick(ダニの一種)に刺されて、ライム病になってしまい、その毒が心臓に入って死にそうになっていたとの友人からのメール。本当に心配していたのだが、今日、大学で彼にばったり。元気そうで本当にホッとした。でも一時は意識もなくなり、本当に危なかったのだそうだ。ライム病になってその毒が心臓に入り、彼は息ができなくなって急遽ペースメーカーを入れ込まれて生きていたとのこと。今は、それも取り外されて元気だが、まだ半年くらいは気をつけなくちゃいけないらしい。チックは虫といえども、軽くみちゃいけない。