ダンスショーケース

は無事終わった。インストラクターを除いて、私は最多ルーテインを踊ったので、ほとんど会場で座っている時間はなかったし、最後から二番目も私のダンスだったので、食べ物もほとんど食べられなかった。確かに緊張したけれど、舞台で踊る気分は最高で、ピアノ弾くほうがもっと緊張すると思うくらい、楽しさでいっぱいだった。
以前の日本語の生徒さんだった友人が、とても関心持ってくれて、一つのダンスルーテインを見にきてくれた。彼自身もダンスやるけれど、奥さんが好きじゃないから今はやらないそうだけど、私のダンスをどうしても見たいって言ってくれた時、本当に嬉しかった。せっかく練習して頑張ったのだから、関心もってくれる友人たちは有難いと思う。
ところで、ダンスだが、ルンバ、フォックストロット、タンゴ、そしてボレロを踊った。
ボレロは、先回まさかのAの失敗があったので、彼がもう一度、やらせてくれたのだけど、今回は本当に完璧だった。実は、ドレスの選択でもめて、この曲のダンスのドレスに直前まで迷っていたのだけど、結局マンディという曲だから、女性の強い個性をアピールする赤にした。練習の時と違うドレスを着たり、最後まで迷ったり、この優柔不断さに我ながら苦笑いである。結局は、私自身の感覚の完璧主義からくるのだと思うんだけど。
でも、今日のボレロは最高で、この3分間、音楽と踊りと気持ちが一体となって、本当に楽しかった。Aも同じように感じてくれたようで、この3分間だけ、恋人だったねって言ったら、彼も同意見。その一瞬が、こんなに満足感をもたらしてくれるダンスって素晴らしいと思った。
一方、タンゴは、失敗があった。オペラ座の怪人の曲は、すごく楽しくて、ドラマテイックにやろうと思っていたのだが、 マントを私が取って投げるという部分で、その前に、怪人が紐を取ることになってたのに、紐が解けなくて、私がマントを投げられなかったのだ。まさかのハプニング。でも、音楽的には遅れることもなく、ダンス自体はうまくいったと思うけど、一体何が起こるかわからないというのが本番である。
というわけで、ショーケースは終わったが、競技会に出るので、まだまだ練習は続く。
それにこの時期は、イベントとコンサート続きで、その練習でも忙しい。昨日の疲れも癒す暇なく、今朝は、来週のコンサートのリハーサル、そして、来週のまた他のリサイタルのための伴奏譜を受け取りに行った。たくさんの曲で、バッハの難曲もはいっていて、早速練習に取り掛かった。今週末は、また他のコンサートのリハーサルだし、しっかり練習の時間を取らないといけない。
大学のクラスの方も今週で終わるから、いろいろやることも多い。
巷では、クリスマスの音楽が鳴り響き、ますます気持ちが追い立てられるような気分である。