ようやく、

ダンスの大会から戻ってきた。今回は、いろいろ思うところがあり、面白い経験が多かったと思う。競技そのものは、基本的には一位や賞を取れたし、うまくできたと思うが、上のランクを目指したところは、あまりいい結果が得られなかった。でも、それよりも、この一通りの流れで、人間関係や人間観察ができて本当に面白かった。
今まであまり好きじゃなかった人と、初めてちゃんとした話し合いができた。とは言うものの、やっぱりまだ親しくなれるようなタイプの人ではないけれど、彼女の頭の良さとシャープさはあっぱれで、会話が本当に面白かったのだ。誰に諂うことなく、自分の意見がしっかり言えるのは、格好いいとさえ思った。そして、意外と私と意見が合うというのも、可笑しかった。前は彼女の自分中心で人を見下すような態度が気に入らなかったのだけれど、それだけ競争社会で揉まれて勝ち抜いてきた自信というものから来ているのかもしれない。他の人たちが彼女のことをダブルドクターと呼ぶように、PhDとMDの持ち主で、相当裕福なのだ。私はそのようなレベルで勝ち抜くような競争で生きてきたわけではないから、彼女のような自信は全くないけれど、今回、彼女とちょっと議論になり、私が自分の意見を言った時に、お互いの考え方に、共通点ありと感じたので、彼女も私をようやく認めたという様子だったのだ。感じのいい人ではないけれど、その会話は共感と刺激で、面白かった。
本当に個性の強い人たちが多いので、なかなか心を開けられないけれど、人間として面白い人たちばかりで、そういう意味では学ぶものも多いし、楽しいと思う。
それと、憧れの世界チャンピョンに会えて、ワークショップに参加できたのは感激だった。ものすごく素晴らしい踊りで、信じられない、まるで神技。感動さえ覚えた。
さて、明後日からはクラス。なんだか、ちょっと浦島太郎の気分。この一週間、あまりにも別世界にいたので、頭を日常に戻すのは大変だ。