なんだかいい日

だった。まず、気温、この時期に70度だなんて、外出日和。
あとは、今日の不思議さは、初め、ちょっと不都合なことがあると思っても、その後すぐにいいことに入れ替わる、というような日だったのだ。
小さなことだけど、嬉しい気持ちと人の優しさに触れる出来事があった。
まずは、教会にて。讃美歌などは普段事前練習は必要なくいつも初見で弾いているので、今朝も教会でページを開くまで気づかなかったのだが、なんと、その一つの曲は伴奏がなく単旋律だけ。牧師に聞いたところ、気づかなかったが、ごめんなさいと謝られ、それで、ぶっつけ本番で伴奏付けして編曲して弾くということになってしまったのだ。しかも長い曲。こういうことは若い時からよくやっていることだったので、難しいわけではないが、楽譜もなく伴奏付けなので、単なる初見でもないから、他の人たちもそういう意味でもびっくりしたらしい。いつもいい反応はもらえるけど、今朝は特別で、礼拝後、まずある紳士が近づいてきて、自分の妻は音楽専門だが、本当に素晴らしい演奏だったと褒めてもらい、次には、また、他の紳士が、素晴らしい演奏だった。あなたは本当に特別な人ですね(You are really a special lady! )、って言葉かけてくれた。よく演奏は褒められるけれど、「特別な女性(人)」という言葉は、とっても嬉しくて、急に暖かさで包まれたような気持ちになった。
とても気分良く、礼拝から帰り、今度は、洗車場へ。今日の陽気に洗車を待つ車の列、ふと、車を止めて男の人がタイヤなど洗っていたので、並んでいるわけじゃないからいいのかなとその前に車を止めた。彼は、私に話しかけていて、彼は実は並んでいた旨伝えたので、私は、あら、ごめんなさい、仕事されているから、並んでいるとは思わなかった、って謝って、彼の後ろに車を移動した。そしたら、なんと、彼はまた私のところに近づいてきて、自分のタイヤ洗っていたんだけど、あなたのも洗ってあげますよと、遠い水のある場所から4回も往復しながら、たわしで私の車のタイヤを丁寧に洗ってくれたのだ。洗車を待っている間に、こんな経験するなんて。申し訳なくて、車から降りてお礼を言った。なんて親切な人。間違えて、彼の前に車を止めたのは私なのに。
おそらく、この人はいい人で、私が彼の後ろに移動したから、申し訳ないと思ったのかもしれない。お互い譲り合う心を出し合えば、こんないい気持ちになれるのだ。
そんなことを考えながら、世の中のことを考えたりする。
譲り合い、相手の気持ちになって考えること、とっても大切だと思う。
その後、久しぶりの友人と出かけて、小春日和の昼下がりを楽しんで、うちで料理したりして、おしゃべり。楽しいほのぼのとした1日になった。