お能のワークショップ

は、本当に本当に素晴らしかった。
ちゃんと全てノートとっておけばよかった。本当に中味が濃くて、講演者も素晴らしかった。プレゼンの進行も完璧だったし、惹きつけられて、3時間があっという間に過ぎた。
できるだけ多くの人たちに伝えたいという気持ちでいっぱいだったし、そこにきた人は異口同音にそう思っていたようだったけど、どうなのかな。日本人が一人もこなかったのはちょっと残念だった。私なら、主催者側の関係でなくても、わざわざでも、参加しに行く可能性が高いから、やっぱり人それぞれなんだと思う。
自分が能の世界に魅せられているのは、何か自分が求めているものが、そこにあると感じられるからなのだと思う。歌舞伎は面白いけど、歌舞伎にはないものがあって、能は、もっと深くて、自分自身に入ってくる芸術とスピリチュアルな世界なのだと思う。単に綺麗だとか、上手だとか、そういうレベルではなくて、心に染み込んでくるような楽しさなんだと思う。
私は高校時代から、能の鼓だとか、笛とか謡を習っている友人が何人か身近にいて、高校生の時から興味を持ってたし、よく見に行かせてもらったけど、その時とはまた違う何かが感じられて、ある意味、その時には感じ得なかった何かを感じて、心からこの不思議な世界を見て、安らぎと楽しさが感じられた。以前とは違う意味で、能を理解できたのだと思う。
うちの学生たちもわざわざ来てくれた友人たちも本当に感銘を受けていた。また新しい教授たちに出会って、本当に楽しい話もできて、いいひと時だった。