次々とハプニング

飛行機はビジネスクラスだったから、快適にスムーズにアメリカまで着いたのに、空港の駐車場に留めてあった車の調子が悪くて(実は、旅行前に機械工に言われていた)止まってしまうと嫌だからスピード制限をしながらひやひや帰ってきたのだが、家に帰ってみれば、エアコンの水が溢れて絨毯が水浸しになっていることに気づき、それなのに、出発前に止めていった水道の元栓が固すぎて開けられないので、結局、数時間、手伝ってくれる仕事の人を待たなくちゃいけなくなった。
水が出ないのに、水浸しに困るなんてって考えるとなんだか可笑しいよと思いながら、これ本当なんだよなって自分で言い聞かせてみたり。びしょびしょ絨毯をタオルで乾かそうとしても、汚れた手が蛇口の水で洗えないということなのだ。
水が出ないので、家では何もできず、外の店の洗面所に行ったりして、時差で疲れているのにふらふらと歩きまわり、本当に本当にくたびれた。おまけに、車が調子悪いから二台目を運転したら、これは、エアコンが壊れていて熱風を出していた。その時には、もう、泣きっ面に鉢の心理。夜8時ごろ、ようやく仕事の人が来てくれて、水は少なくとも出るようになったので、とりあえず、タオルを水浸しの絨毯に引っ掛けて寝た。
今朝は早朝から起きて、片っ端から仕事を片付けた。大きな扇風機も買ってきて、絨毯向けてまわしている。来週結婚式で弾く伴奏の合わせをするために結婚する二人に会った時には、帰って早々、飛んだ騒ぎの中なのにと、とても申し訳なくなられたが、私としては、こんな時こそ、きれいな音楽を演奏できるのはうれしかった。