ほかの街に住む友人

遠方に住む友人と中間地点で会って、一年ぶりに食事に行った。お互い仕事をしてるので、彼女が会えるときに私が都合悪く、私の都合のいいときに彼女の都合が悪くを繰り返してようやく会えたのだった。今回は、彼女にとって、本当にいろいろな出来事の連続のここ一年間だったようで、改めて月日の流れを感じるとともに、すべて流動的、何も変化のないものはないと、つくづく感じた一日でもあった。
彼女は、この二年間で、昨年離婚と今年再婚を経験することになったのだった。私は、それを一度に聞いたものだから、初めびっくりしてしまったが、先回と先々回、いろいろ何かと問題は聞いていたので、ああ、結局そういうことになったんだなって思ったのも事実。彼女は一時期、やせてしまっていたけれど、今は幸せいっぱいで、ふっくらと優しい顔になっていた。人間、幸せなときの顔はきれいだと思った。表情はいくら隠しても隠せないものなのかもしれない。私まで嬉しい気分になったのだから。
この世は諸行無常であるけれど、諸行無常だからこそ、幸せが必ず来るのだと思うから、変化は悪いことではない。でも、人生半ばも過ぎると、一つ一つの貴重な機会、出来事を、更に大切に生きていきたいと思うから、やりたいことは簡単にあきらめないで、積極的に取り組んでいこうと新年の抱負としても考える一日だった。