醍醐味

歌とピアノと書道のコラボレートのパーフォーマンスがあり、私は、歌の部分で参加させてもらう貴重な機会をいただくことができた。これは、後にも先にもない、と言うわけではないが、実はもう一度する予定なのだけど、今まで生まれてはじめての経験。素晴らしいものだった。三人の心が一つになって、作り上げていく世界は素晴らしかった。リハーサルではいろいろ打ち合わせておく練習と準備があったけど、その瞬間、すべてお互いを信じてひとつのものの中に入り込んでいたと思う。このパーフォーマンスの醍醐味はここにある。とても気持ちよく歌えたし、絶対うまく行くって信じていたら、歌い終わったとき、すべての文字がピッタシ終わり、書道家の方が歌の歌詞が聴こえてぴったしその中に入れて書けたといわれて本当にうれしかった。
こんな貴重な経験をさせてもらえて、皆さんに喜んでもらえて、本当に感謝の気持ちでいっぱい。学生たちも本当にいい学生ばかり。私のクラスの学生も来てくれたし、来年の部長になる学生なので、ちょうど、二つの大学の日本クラブ間の橋渡しもすることができた。また一緒にコラボレートして何かイベントをやりたいと思う。

「命二つの中に生きたる桜かな」 芭蕉