Conference

カンフェレンスから帰ってきた。今年も、充実していた。いろいろ学ぶものも多いし、刺激になる。私の生徒の中にも、コンクールに出さなくちゃいけない子もいるので、しっかりレベルを研究しておかなくちゃいけない。
そしてふと見ると、アジア人の子供たちの活躍はものすごく目立っている。ここはアメリカでしょって、ふと確かめたくなるほどなのだ。しかも日本人というよりも、中国人か韓国人のよう。私もアジア人なので、その子たちのお母さんがなんとなく私に興味を持って見てくるんだけど、話を交わすと、彼らは日本人じゃないことが分かる。
本当にすごく上手くて、賞を取って、優勝した子たちはほとんどがアジア人だった。とにかく努力努力努力の精神なんだろうな。
そしてペダゴジーとしてはロシア教育メソッドの講義を聞いた。ロシアの音楽教育では、楽譜がちゃんと読めない子は生徒に入れてもらえないそうだ。ピアノを教えるのは音楽を教えるということ、楽譜を教えることはしない。理論を教えるのは音楽じゃないとはっきりと言い切った。すごい厳しいものがあるけど、そもそも教育システムが違うので、そのまま適用することはできないが、参考にはなると思った。
ここの音楽院は以前にも何回かカンフェレンスで行ったことがあるけれど、とてもきれいだし、学生のレベルが高いから、オーケストラもすごく上手かった。