緊張の一日

が終わった。次々にリサイタルや演奏があり、さすがに疲れた。
今朝の教会から始まったが、演奏もすべてうまく行き、たくさんの人たちが私の音楽を楽しんでくれたので、とても嬉しかった。
午後のリサイタルも無事終了。うちの生徒も素晴らしい演奏をしてくれた。彼はかなり成熟した演奏ができるようになったと思う。本当に嬉しい瞬間。今日の20数名の演奏者の中で一番よかったと思うし、ほかの人たちからも嬉しいコメントをもらった。奨学金をもらっているので、その成長度を見せなくちゃいけないから、責任が果たせてよかった。
また夕方は、来週の演奏のために連弾のリハーサルをした。
先月、とても興味深い人に会って、その人と、ある会で一緒に演奏をしたのだが、今月も一緒に演奏する。なんと彼女は、自分の家族6世代にわたって、ジュリアード出身の音楽家!先代からというのはよく聞くけど、6世代続けてだなんて、本当にびっくり。彼女の専門はピアノじゃないけど、ピアノもそれなりの高レベル、本業は音楽ノートなどを書く音楽評論家だから、歴史とか、楽譜のこととか、楽曲のこととか、音楽のすべてに本当に詳しい。話していると、まさに生き字引で、何を聞いても答えが返ってきてすごいと思う。
その彼女が私に興味を持ってくれて、先月一緒に連弾をしたのだが、今月も是非ともやりたいといわれ、来週はモーツアルトを一緒に演奏するから、その練習をしたのだ。しかし、私は初見が得意なので、それだけは彼女に信じられないことのようで、次々と楽譜を出してきて、弾くことになってしまった。彼女の持っているレパートリーはすごくて、フォーレやグリークなど、すべて初見で結構大変だったけど、彼女の素晴らしい音色のピアノが弾けて、とても楽しかった。