年越し後の新月

2018年は、後半、特に超特急で過ぎてしまった。もう一つ、大学の仕事が増えたということもあり、本当に自由の時間がなくなってしまった。いつも時間に追われ、仕事に追われ、社交で話す時間もなくなってしまった。
しかしながら、一つには、本当にショックな事件があったということもある。10月、親しい友人が自死してしまったのだ。このショックは、いまだに引きずりながら、新しい年を迎えてしまった。いろいろ彼女の事を考えてばかりいたし、彼女の家族の人たちのために、話し合いの通訳まで引き受けて手伝っていたので、本当に忙しかった。どうしても信じられなかったのだが、年末に検視レポートが送られてきて、詳細を読んで、ようやく納得いかないけど、一応納得させられるものを見て、受け入れざるを得なかった。
人間というのは複雑で、なかなか本当のところは見えないという事をつくづく思った。自分で決めた事であっても、他の人に悟られないようにしながら、前日に親しい人たちには連絡を取っていた。私自身、電話を受けたのだが、次の日にそんな行動をするとは想像すらできず、助けられなかったことをずっと悔やんだ。今まで、このことについて誰にも話す気がしなかったのだけど、今日は新月ということもあり、この事実を乗り越えなければと思い、ここに言葉にしようと思った。
昨年は、この事以外のところでは、私にとって、飛躍と幸運に恵まれた一年だったと思う。イベントフルで、そのいろいろのイベントが、すべて大成功となり、色々な経験もできて、満足感があった。
秋の太鼓のイベントも直前まで、いろいろ懸案事項があったのに、結果は大成功となった。私のピアノとの共演もうまく行き、400人以上の人たちが来てくれて、大変喜んでもらえた。
また、ダンスの競技会も、初めて、すべてのダンスで、すべて一位を取り、最後のスカラシップのイベントでも一位で優勝して、賞金までもらえた。そんな年越しで最高の気分だったのだが、一方では、つい、哲学的な想いにふけってしまう感じがどうしても漂っている。いつも前向きに元気よく明るく今年も過ごしたいと思う。