ヴィラロボの作品

久しぶりにリックと合わせ(バイオリンとピアノ)の練習をした。

最近、ときどき耳にするヴィラロボの音楽。私たちも、去年から取り掛かっているけど、前衛的な和音に、まだ少し戸惑っているものの、この頃、その不協和音も楽しいと思えるようになってきた。

今、ヴィラロボの作品では、二曲ほど取り組んでいるのだけれど、一つは、チョウが飛ぶ様子を表現していて、それが、シューマンの蝶々じゃなくて、本当に現実的で、ガを思い出させるような表情を持ったチョウ。その全体の様子が絵となって目に浮かぶような素晴らしい曲なのだ。実は、はじめはあまり好きじゃなかったのだけど、この作曲者は1915年に、こんな和音の響きのする曲を書いていたかと思うと、なんだか驚きもある。100年近くも古いとはとても思えないような、モダンな響きだと思う。