DCの町で


先日、DCのメキシコ料理の店で、サングリアがメニューにのっていたので、さっそく注文。バージニア州では、違法だそうだ(以前のブログで書いたけど、バージニア州では、ハードリカーとワインを混ぜるサングリアをレストランで出すのは、歴史的に違法なんだそうだ。)が、DC(バージニア州ではない)では、違法じゃないんだなと確認。このサングリア、とてもフルーティーで、美味しかった。

食事の後で、外を出たら、ショッピングカートや工事用のコーンなどを並べ始めた家族ら、街頭でそれらを楽器にしてドラム演奏を始めた。なかなかリズミカルで、町を歩く人たちは足を止めて聴き入っていた。つい、私も足を止めた。この家族、素人でも、そのリズム感は格別だった。見ている人たちはお金を箱の中に入れてあげたり、一緒に身体を動かしてダンスのステップを踏んだり。

でも、私は、あまり楽しい気分にはならなかったのはなぜなんだろう。そこにいた子供たちはまだまだ、ほんの子供たち。この子達のリズム感はすごいし、本当にうまいのだけど、毎週日曜日に、こうやって街頭で演奏してチップをもらっているのだろうが、こういう経験が、将来プラスになっていくならばと願ってしまった。実際、日本でもアメリカでも、こういう経験を経て、芸能の道に入っていった芸人も多いのは分かっているが、チップを貰っているわけだし、こんな小さい時に、将来目指すところが決まってしまう可能性が高くなるような気がして、そうだとすると、ちょっと早すぎるんじゃないかと思う。ただ楽しいからやっているんだったら、いいんだけど、などと思ってしまった。