納骨の日も。。。

今日、たまたまラジオから流れてきたベートーヴェンの第九交響曲第4楽章合唱つき。

ところが、はじめ、これって本物?という感じがするほど曲想が違うし、テンポもまるで、モーツァルトの「魔笛」の一曲を思い出す表現。速くて速くて、オーケストラが目を白黒させながら、超速テンポについて必死で演奏しているような光景が一瞬で目に浮かんだ。こんな演奏もあるのだなと、ちょっと驚き。以前、カラヤンは速くて現代的だということで、賛否両論あったけど、まず響きが違うと思った。指揮者のイメージで演奏もいろいろあっていいとは思うし、私もいろいろな解釈や表現を理解してあげたいけど、これだけは、いただけないと思った。

実は、あまりの演奏表現に、初め、笑えたんだけど、聴いているうちに、だんだん悲しくなってきた。第九の4楽章は、ベートーヴェンのシンフォニーの集大成で、素晴らしい曲だと思うのに、いい部分が全然表現されてないのは悲しかったし、せっかくの曲が自分の気持ちのように聴けなくて、たぶん、現在の自分の心境とも、重なって悲しく感じたのだと思う。

このところ、毎日一回は、大音響の雷と夕立があり、折しも今日は、日本で、母の納骨の日。お葬式も四十九日も雨、そして、納骨も雨?(ここはアメリカだけど)。。。ふと気がつくと、想いは日本に飛んでいた。