真夏の一日

なんだか昨日から疲れていて、元気が出なかった。日中かなり暑いので、そのせいかもしれない。暑い中、用事であちこち出かけていたから急に夏ばてかな。


ところで、2年前に高校で教えていた学生が、私に話したいことがあると仰々しく言って来たので、何かなと思ったら、自分は、高校の時、カンニングをしたりしていたが、去年大学に入学後、自分はその頃、幼くて悪い生徒だったと、わが身を反省したと言う。そう実感した時、自分で罪の意識で苦しくて悩んでしまったが、まずはお母さんに話したそうだ。その後、勇気を振り絞って、高校の校長先生に電話して話し、そして、今度は私に、告白というわけだった。単語クイズで、カンニングしたことがあった、ごめんなさい、と言われた。

私は、彼は、頭もいいし、努力家だし、全然、カンニングする必要はなかった、でも、そういうことを告白して、自分で、もうするまいと自分で乗り越えていく事は大切だと思うと言った。カンニングして成績がどうなれ、自分は何も学べないのだから、結局は自分が損をすることになり、自分でしたことが、後で自分に戻ってきて、結局自分で、責任を取ることになるんだと思う、でも、大学生になり、より少し大人になり、それに気づいて、カンニングをやめて、大学のクラスでは、すべて自分の力で頑張ったことは、意味があり、またそれを勇気を持って告白した彼は立派だと思うから、このことを忘れないで、これからもずっと誠実に頑張って行けると信じていると言ったら、ありがとうと言っていた。

彼は、自分でかかえていた罪の気持ちが、話したら少し楽になったと言っていた。若者の純粋さにちょっと感動した。