クラブデー

昨日から、どうやら、風邪を引いてしまったようで、のどが痛い。はじめは、昨日のクラスで声をはりあげていたせいかと、思っていたのだけど、今朝になっても夜になってものどが痛かった。。。

昼は、大学のクラブデーで、浴衣着て、ジャパニーズクラブの学生たちを応援してきたのだが、その内に本当に疲れてきてしまって、声が出なくなってきた。Pは、クラブの活動はじめに、折り紙を買ってきて、鶴と手裏剣などを作ることに、興じていたし、Eは美味しくてやわらかい牛肉をと、わざわざ店に注文して、野菜などとともに、いっぱい買ってきて、すき焼きを作ったりしていたし、皆張り切っていて、まあ大成功だったといえるから、よかった。

それに、今日は、クラスにいる身体の不自由なGのおばあちゃんといろいろ話すこともできた。彼女はGの家族だという事は分かっていたし、いつもクラスで、Gに付き添っていたが、18才の学生のお母さんにしては、見た目がずっと年配に思っていたので、年とってからの子供なのか、それとも、子供のことで、苦労してふけてしまっているのか、などと、今まではっきりと関係を聞かずに想像していた。今日はじめて、その人が、お母さんがGの病気に気づかずに2歳になってしまったので、障害が直らなくなってしまったという言い方をしたので、彼女はGのおばあちゃんなのだという事が分かった。

彼女の息子がGのお父さんなのだが、お父さんは次の結婚をしてリッチモンドに住んでいるとか、また、一方、Gのお母さんは、Gが二歳の時に、失踪したので、それ以来、何所にいるかも分からないのだそうだ。

お母さんは、Gを生んだ後、Gの発達に問題があると医者に言われていたにも関わらず、医者の意見やアドバイスを信じないで、かえって、医者に反抗して、子供をほかっておいたそうで、その後、二歳で、気づいた時には、もう病気の進行を止められなかったんだそうだ。彼女は、子供の将来を心配するのではなく、子供の将来のために自分の将来がどうなるかを心配して、逃げたのだそうだ。ひどいなあ。

Gの病気は今も続いているとのこと、難病指定で、徐々に筋肉と神経が侵されていくのだとか。だから、歩いたり書いたりができないし、座っているのも、大変になってくるのだそうだ。それなのに、Gははきはきして頭はいいし、明るいし、前向きだし、積極的だし。。。おばあちゃんの話を聞きながら、涙が出てきてしまった。

Gは身体的に大変だけど、彼はおばあちゃんがいて本当に幸せですね。愛情をちゃんと受けて、とても健康的な精神で、すばらしい青年だと思いますよ。と、おばあちゃんに話した。早くいい薬が見つかればと願わずにはいられない。