茶道のクラス

昨日のクラスでのカルチャーセッションは、事前に段取りにいろいろ気を遣っていたため、終わった時には本当にくたびれた。5月の日本庭園のパイロットプログラムのための今月のセッションで、今回は、茶道についての講義と実践をした。まず千利休から受け継ぐ茶道の心構えや哲学を説明し、茶道建築のビデオを見せている間に私は着物に着替え、お茶の用意とニューヨークの和菓子専門店から取り寄せたお菓子も用意して、こだわって授業をした。語学の授業も楽しいけど、コンテントの授業をするのもまた楽しかった。友人には力が入っているねと言われたが、茶道を少しでも教えるには、言葉だけではやれないとやっぱり思う。実際に動き、目で見、味わったりして、五感で感じて学ぶ学習、「道」のつくものは、その哲学が入るから、実際に身体を動かして、その中に入っていくという学習が少なからず必要なんだと思う。

授業は楽しかったし、時間的にも予定通りこなす事ができ、学生たちの反応もよく、結構うまく行ったと思う。

若いとき、茶道を面白いとは思っていたものの、あまりいい生徒ではなく、お茶の先生から習ってずい分経ってから、最近ようやくちゃんと畳の上を歩けるようになりましたね、はじめ飛んで歩いてましたからね、といやみを言われたりして、なんか嫌だという気持ちが隠せなく、あまり積極的に勉強していなかったのだけど、今思うと、もっと真剣にやっておけばよかったと思う。今回、授業の準備で、いろいろ調べていると、本当に面白いし、学ぶ事も多かった。