世間は狭いというけれど、

昨日今日と続けて偶然に会った人たち、こういうことって続くことが多い。

まず、昨日、図書館からの帰り道、店に寄ったが、レジの若い女の子が、私を見るなり、にこにこ笑って私の名前を呼んで、Are you 〜(私の名前)?と聞いたので、何で知ってるの、って聞いたら、Mを知ってるでしょ、私は彼の妹なのと言った。驚いた。だって、ついこの間、ちょうどMのことを考えていたところ。というのも、毎回休みになると連絡があって、会いに来るから、今年はまだだけど、どうしたのかな思っていたところだった。彼は、タンデムで教えてた生徒で、エール大学に行った上に、エールで日本語のコースを一年スキップした優秀さだった。エールでは哲学を専攻しているけど、弁護士になる希望を持っていた。

昨日会った妹の話だと、今シカゴでインターンしてて、秋学期はケニアとナイジェリアに行くとか。エール大のプログラムで行くのかな。彼は二年前にはエール大のプログラムで日本に8週間勉強してたし。よくぞ彼女は私に気づいてくれたなとうれしかった。


さて、今日のできごとは、たった今あった。
ある友人がモロッコに帰っている間、雑事を世話してくれている学生がいると聞いていて、私は日本に帰る前に、その学生に連絡を取る事になっていた。無論、会った事などなく、名前と電話番号だけもらっていたから、今夜電話したのだが、声などに聞き覚えがあるものの、まさか、私の知っている子だとは夢知らず。彼はとても親切な物言いで、それでも、明日午後には出かけるというので、明日朝は無理だから、急遽今夜必要なものを取りに行く事になった。UVaのインターナショナルセンターだし、まさか、PVCCの学生がいるとは思わなかったのだが、そこに着いたら、そのよく知っている子がいて、本当にびっくり。

この学生は日本語の学生でもないけど、以前町で偶然会うことが重なって、よく知り合うようになり、最終的にはPVCCの学内でばったり会って、PVCCの学生だという事が分かったという子なのである。

なぜ今ここにいるのと聞けば、そのモロッコ人の研究者は彼のボスなのだそうで(彼はラボだけUVaに行ってる)、彼女がモロッコに帰ってる間、彼がそこに住んでいるとのこと。そして、もちろん、まだPVCCのクラスを取ってるよと言うし。どうやら、彼のほうでは彼女から私の名前を聞いていて、分かっていたらしいが、私のほうでは、Lというファーストネームは何所にでもある名前だし、名前だけでは分かるわけなかった。

本当に狭いよ、この町は。こんなことが多すぎる。

それにしてもこの学生はもともとはポーランド人で、中学生の時、家族でアメリカに移り住んできた人たち。いつもにこにこしていて、ひたむきで、真面目で、稀に見るいい青年という感じ。よく頑張っている。私の友人であるモロッコ人の研究者は優秀な人だが、彼女がボスだということは、この子も医学系の研究をしたいのだろう。今夜は彼のお父さんと弟にも、会ったけど、みんなにこにこして、感じのいい家族だった。