久しぶりの6月の日本は、

相変わらず蒸し暑くて、温度というよりも、湿度で日頃、汗かかかないのに、毎日肌がべたべたしてあまり快適ではないけど、肌にはいいのか、肌がつるつる。

雨のほうは、昼間出かけているときは結構いい天気で、移動が助かっている。ただ車がないので、どこに行くにも歩き、陸の孤島のうちから駅までは坂道が多く、一端出かけると、簡単に帰るわけにはいかず、かといって、買い物をしてしまうと、荷物が重くて歩けなくなって用事がなかなかスムーズに進まないという不便さを久しぶりに味わっている。

ところで、一年ぶりに町を歩いていると、いろいろな変化に気づく。だから周りの人たちの様子を観察しているのはとても面白い。ファッションも本当に様変わりしている。レギンズというものが今年も流行っているようで、店でブラウスを見ていると、店の人が、これは下がパンツかレギンズがいいですよ、と声かけてくる。スカートはだめだというように。へえ〜、私が何歳だと思ってるのかしら、この年齢でもレギンズはいてぴらぴらのトップ着て、町をお出かけだなんて、私の感覚じゃない。行楽地ならいいだろうけど、街中を年齢の高い人たちがレギンズにぴらぴらトップを着て歩いているのは、どうも不釣合いに感じるのは私だけ?ふう〜とため息が出る。なんで、皆と同じようにしなきゃいけないのって。店員まで押し付けて。。。こんなところが私の日本の嫌いなところ。私は自分流に自由にしたいのに、社会ではいつも周りを気にしている人たちが多い。

と、そんなことを考えながら、あるアクセサリーの店に立ち寄った。たまたま、店のマネージャーと会話することになり、彼女はなぜだか、身の上話を始めて、日本の社会の不満を話してきた。もともとはクレジットカードの話題からそこに話が行ったのだけど、日本人の考え方の柔軟性の無さ、人々の言葉の使い方の無知、意見があっても何も言えない、それに伴う責任回避の性格体質、などなど、だから、日本の社会は根本的になかなか変わらないのだ、と。

彼女は日本人だけど、仕事がらみで、以前、自分が壊れてしまう困難を経てきたそうで、そのとき、外国の人たちと知り合って、彼らの自由に物事を考える人たちに支えられたと言っていた。

そんな困難があっても、彼女はきれいで魅力的な人だった。こんな会話を行きずりの人たちと話が出来て楽しかった。