昨日にうって変わって、

今日は一日中仕事をした。夏休みは、週に2〜3日仕事しているだけなので、ずい分余裕なのだけれど、偶には、こういうのもいいなと思う。秋に向けていろいろ準備があるし、CMTAの仕事は夏が一番忙しいし、日頃できないこともやりたいし、もちろん、気ままに出かけたり、したいこともしたいし。


ところで、私が弾いている教会の会衆はみんないい人たちばかりなのだけど、ちょっと田舎の保守的なところで、年齢層も高いし、人種も主流ヨーロッパ系アメリカ人のみ。アフリカ系もアジア系もラテン系もいない。もちろん、ピアニストの私以外はである。

そういうところだから、アジア系の会衆が一人でも来れば、目立つといえば目立つ。ということで、先日、ある家族の奥さんがアジア系だったのだが、礼拝が終わったあとで、その日の雇われ牧師さんが、私のところにやってきて、この人を紹介したい、韓国出身だからと言った。

そう、だから何だって言うの、と心の中で思ったが、とりあえず会った。韓国と日本と近いけど、そこまで共通点があるわけではないので、一瞬話題をどうしようかと思ったけど、彼女は、私の音楽が素晴らしかった、うちの子供にもピアノを習わせたいと思っていると言ったので、そんな話題の会話をした。牧師さんの友人家族で、テキサスから訪ねていたのだが、牧師さんが有頂天になって、彼女を韓国人だからと私に紹介してるのがなんだか滑稽で変だった。

だって、彼女が韓国人だからと言って、聞けば幼少の時からアメリカに住んでいて、今現在アクセントのない完璧英語を話し、アメリカ国籍を持っている彼女を、単に見かけがアジア系だからといって、日本人の私と親戚だと言わんばかりの勢いにちょっと白ける思いがしたのだ。

この間、名古屋で起きた次男の見かけの問題があったが、見かけで判断するのは日本だけではない、アメリカでもこういう保守的な田舎の単一人種の集る社会では、よくある話だと言えると思う。