昨晩、

サラ・チャンの演奏会に行った。以前、CDを持っていたので、今はどんな演奏をするのかなと興味があった。曲目は、メンデルスゾーンのコンチェルト。

結果、う〜ん、気性の激しさを感じる演奏に、ちょっと驚いた。テクニックは勿論優れているけれど、すごいテンポでぶっ飛ばしたりして(表現悪いけど、指揮者はついて行くのに必死という感じだったから)、はじめ肩当の調子が悪かったようで、イライラして落ち着かないようだったし、足で蹴飛ばされそうな動きと気迫でぴりぴりしていた。一楽章の演奏中、コンサートマスターから肩当をもらった後は、少し落ち着いたようだったが、始終、その性格が見えるような演奏だった。やっぱり、演奏を重ね年齢を経ると徐々に隠せない「自分」が演奏に現れて来ると思うけど、まさにそんな感じがする演奏だった。

こういう演奏で、ピーピー口笛を鳴らし、興奮して喜ぶ人たちがたくさんいた。ところで、この演奏会、韓国系の人たちが半分(?)と思うぐらいの数で、これも驚いたが、前に行ったストラスモアでの五嶋みどりの演奏会では日本人らしき人たちが非常に多かったので、それと同じなのかな。サラ・チャンは、アメリカ生まれでも韓国系だから、特に韓国系の人たちには、ヒロインなんだと思う。