サイクリング再び

日本に帰国したとき、久しぶりに長男と一緒に自転車で走ってから、すっかり自転車乗りが気に入って、運動になるし、風をきって気持ちいいし、とにかく楽しくて、またサイクリングをしたくて、また週末行って来た。

今度は、ちゃんとした自転車のプロの店でレンタルしたので、いいクオリティーのもの、ただ、はじめ自分に乗れるかなと一瞬心配になったのだが。というのは、一番小さいサイズでも、お尻が上がるスポーツタイプだったのだ。こういうタイプは今まで避けて通っていたけれど、その店はあまりにもプロの店で、選択の余地なく、そういうタイプしかなく、おどおどしてしまったのだ。

はじめ、自転車をこぐのに、まるで、同時に腕立て伏せをやってるかのように、上半身を両手で支えて、手のひらが痛いし、股が痛くてしびれてくるし。。一体どうなるかと思ったのだけど、それでも我慢して、50分くらい走り続け、休憩したあとは、もう慣れたようで、なんと、不思議と急に楽になり、手のひらの痛みも股の痛みもすっかり消えて、片手も離せるようになったし。。。このスタイルの自転車はもっと小回りがきいて、普通のタイプよりも、ずっとコントロールしやすいことが分かった。まあ、見た目を考えたら、ヘルメットかぶって自転車にまたがると、いかにもスポーツウーマンで、日頃の私を知ってる人は、たぶん気づかないかもという様相であったのだが。

自転車トレイルを走っていると、それなりのマナーがあって、On your left! と言って後ろから追い越していく。みんな同じような格好だけど、週末に運動のためにサイクリングしてる人たちか、スピード出して走っている人たちはスポーツとして真剣にやっていそうな人たち。あとは、可笑しかったのは、後ろに乳母車のかごを牽きながら自転車をこいでいるお父さんたち。乳母車に座っている幼児はかごの中でのんびり本を読んだりしているのだ。お父さんはかごの重さを運動量アップと考えてか、一生懸命こいでいる。かなりのスピードで走っているのを見ると、あれでお父さんが転んだら、幼児が乗ってるかごがひっくり返るんじゃないかと心配してるのは私だけなのかしら。。。

こんなことを観察しながらも、景色を楽しみ、風を楽しみ、二時間走り、いい汗かいて気持ちよかった。またやりたいな。それに、自分の自転車がほしいなとちょっと真剣に思い始めているのだが。