昨日、急に頼まれて、

今日は、午後に少しだけ、日本文化紹介の助っ人をした。

ある語学学校で、カルチャーフェスティバルがあって、そこで日本テーマのブースで座って、折り紙を折ってくれということだった。それぐらいなら、軽い軽いと、気楽に引き受けた。

が、ブースに行ったら、赤黄緑のフルーツシートを海苔代わりに、その中に詰めてあるライスクリスピーをご飯に見立て、魚か青虫のような形のグミキャンディーが刺身か具代わりなのかという超異色海苔巻きのお菓子がいっぱいのった大きな皿。

これを、来る人たちに一つずつ、箸で拾い上げさせてもらってくれとのこと。やること自体はいいけど、わあ、これ、なんなの、と興味深々に,聞いてくる子たちに、寿司だよとは言えないし、なんか、本物の日本人としては、これが日本の伝統的なお菓子だなんて、とんでもないので、とても言えないのだから、そんな会話をしなくちゃいけないような場に座っていること自体、ちょっと恥ずかしかった。とにかく、そんなの食べる気もしなかったが、結構、みんなは興味を示していた。

そこで、以前よく知っていたタンデムの先生に偶然会った。彼女は、イタリア系で、一度、彼女特性のラザニアをご馳走になったことがある。小柄なかわいい女性で、個人的には、彼女にピアノも教えたこともあった。

ブースで、ふと、私を見ている女性を見たら、なんと彼女、それが、赤ちゃんを抱いているので、びっくりしたのだが、聞けば、子供の父親に逃げられたとのこと。独身の可愛い先生だった彼女は、いきなり、仕事もやめ、家も引っ越し、子育てシングルマザーという感じになっていたのは、ちょっとショックだった。逃げた子供の父親はけしからんと思うけど、逃げるような父親なら、いらないという感じも分かるし。でも、一人でなにもかも引き受けなくちゃいけなくなってしまったのは、やっぱり大変に違いない。赤ん坊の父親には、以前一度会ったことがあるけど、そんな悪い人のように思えなかったんだけど、なんかがっかりする話だった。