翌日

リラックスした昨日から一夜明け、昨日とはうって変わって、朝から次々と問題。今朝一番のレッスンの約束の生徒の勘違いから始まって、約束らしきことに、次々と問題が起き。ああ、何この成り行きはと思ってみたものの、これは多分、陰陽か。昨日が陽なら、今日は陰なんだとあきらめ、こういうこともありか、と考えていたら、午後ようやく徐々に落ち着いてきた。こういうことって、多分に気持ちの持ちようで変わってくる。

そんなことを思いながら歩いていたら、町でばったりCMTAのメンバーのピアノの友人に会い、ちょっと立ち話をした。いかにゆとりの時間を持つことが大切かと議論しながら、彼女も、自分で今までの超多忙なスケジュールを変えて、実は今日から、新しいスケジュールでこの時間ができたから、これから店でビールを飲みながら、この本を読むのよ、と見せてくれたのがロシア詩集。

ロシア語で読んでいるのと聞いたら、趣味でロシア語を勉強していて、原語で文学作品や詩集を読みたいのだと言う。それに、ラフマニノフの歌曲も原語で読まないと本当の中身は分からないと。そういう点については、私も同感し十分周知のことだけど、ロシア語って難しいじゃない。本当に難しいけど、大好きなのだと彼女は言った。こういう詩集を読むのに、一人でゆっくりできる時間が必要だし、そういう時間を作らないと、その詩の世界に入れないし、自分の仕事もうまく行かないのだと言った。

私も昨日は誕生日で、ちょうど大学も秋休みだったから、今年こそ、気ままに瞑想しながら一日を過ごしたかったから、自然に任せて過ごしたけど、すごくリラックスできたわと言った。彼女は、じゃあ、これをプレゼントするわねとロシアの子供の誕生日おめでとうの歌をロシア語で歌ってくれた。ロシア語の響きって、とっても素敵だと思う。詩にはぴったりだと思う。それを、私のために歌ってくれた彼女に感謝。なんか小さな事だけど、そんな気遣いがうれしかった。

ところで、昨日うちに来た学生がメールで、私の誕生日に、私をオートバイに乗せてあげて、本当にうれしかったとメールしてきた。私は、実は、躊躇していたのだけれど、ああ、そんなつもりで、彼女は私のところに来てくれたんだと思ったら、彼女の気持ちの優しさを感じうれしかった。確かに、オートバイに乗せてもらうなんて普段の生活ではないし。なんか、近所の人に恥ずかしかったけど、まあ、これも私だしと開き直り。

今晩も暗くなる前に散歩。またもや湖の上を気球が。秋の風のない快晴の日の夕方は、気球日和なのだ。また、近所のあちこちでハロウィンの準備の電灯が灯されていた。